仕事を得るためのレジュメの基礎知識
日本のレジュメと何が違うの?
(日本)
- 手書きが主流
- 経歴や学歴を書く
- 正式にとった顔写真を貼る
(海外)※
- パソコンでレジュメを書く
- 自分が出来ることやアピールしたいことを文章にして伝える
- スキルや経歴を記載する
- 顔写真なし
(※ここではカナダとオーストラリアを指します。)
日本のように履歴書を書く専用の用紙がないため、自分で好きなようにレジュメを作成することができます。
レジュメの種類について学ぼう
レジュメは、大きく分けて2種類あります。どちらが自分に合っているのか見極めて、自分を最大限に表現できるレジュメを作成しましょう。
時系列式レジュメ:一般的なレジュメのスタイル。自分の仕事経歴に自信がある場合に使用
(書き方)
間近の仕事経歴から時系列に沿って、仕事の役割やどんなことをしたか要約して書きます。日本の履歴書の書き方に似ています。
(利点)
同じ職種を長期間続けている人に向いています。今から探したい職業に関連した経歴を一目で簡単に見られるため、経験を証明できます。
(向いてない人)
キャリアを始めたばかりの人や短期間でたくさんの仕事をしている人には、仕事を頻繁に変えていることが目に見えやすいので向いていません。
スキルベースレジュメ:スキルと経験をメインで書きたい場合に使用
(書き方)
職歴をただ書いていくのではなく、自分が出来るスキルを箇条書きで書き、アピールします。
(利点)
今から探す仕事とは直接的には関係ない仕事をしてきた人や、仕事を短期間で変えてきた人を、仕事を転々と変えている人だと見られないためのレジュメの書き方です。職歴をメインに書かないため、仕事をしていない期間が長期間ある人にもおすすめです。
バイト経験がなかった私は、スキルベースのレジュメを書く得ざるを得なかったのですが、経験があるなら説得力のある時系列式のレジュメにしましょう!
レジュメに全く書くことがない人の対策
私は恥ずかしながら、24歳までバイトをしたことがありませんでした。
海外で仕事探しをする場合、なにより経験が一番重要視されます。雇う側の身になって考えてみれば、英語を完璧に話せなくて、経験もない人を雇うのはとてもリスキーですよね。だから、経験があってすぐ力になってくれるような人を求めているんです。
<他人とは違うレジュメを作る>
例えば、
・顔写真を付けてみる
・カラー印刷して色のついた枠をつける
・ちょっとしたデザインを入れる
などです。
私は初めてワーキングホリデーでオーストラリアに行き、仕事探しをした時にはバイト経験がなさ過ぎて履歴書に書くことが一つもありませんでした。案の定、仕事探しに2ヶ月かかりました。その後何かできないかと思い、私は履歴書に顔写真を載せ、カラーで印刷しました。
もちろん、顔写真を付けただけでは仕事を得ることはできません。でも他の人と違うことをすることで、目を引くことができます。「私のレジュメを見て!」という気持ちを表現しましょう。ですが、デザインのし過ぎには注意。あくまでもレジュメということを頭に入れておきましょう。
<極論、誇張した経歴を書く>
大きな声では言えませんが、全くバイト経験がない私がどうやって最初のローカルの仕事をもらったかというと、架空の経歴を書いたからです。
私はバイト経験はないけど料理は得意だったし、仕事は誰より一生懸命する自信がありました。経歴があっても働けない人より私の方が頑張れるよって思っていたからです。経験がないだけで、レジュメに全く見向きもされず仕事探しに苦戦する日々を送っていたため思い切って架空の経歴を書くことを決意しました。
だって、日本でバイトの経歴あったとしても、海外や違う店舗ではみんな一からスタートでしょ?!という考えでした。
そのレジュメをもって、仕事探しをするとすぐにインタビューの連絡をもらうことができ、仕事を得ることができました。これは、私いち個人の考えです。どうしてもローカルの仕事をしたい、経験はないけど仕事を頑張る自信があるという人はわたしの方法も役立つかもしれません。
しかし、全く未知の世界の仕事探しには通用しません。
例えばどうしてもバリスタになりたい場合、バリスタの仕事は基本的に経験がないと全く雇ってくれません。コーヒーの作り方やコーヒーマシーンの使い方がわからないのに、バリスタの経験があるなんて書いてしまうのはナンセンスです。
雇う側は、すぐにチームで働いてくれると思い雇います。雇われてすぐ「コーヒー作ってみて」と言われ、コーヒーマシーンの使い方がわからずに解雇されたという話も聞いたことがあります。
それなら正直に、「バリスタ興味ある!」「コーヒーの勉強したい!」「パッションあるから雇ってください!」と言ったほうが可愛げがありますよね。
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