インタビュー企画第5回目は、あやさんに答えていただきました。あやさんは、2013年9月1日~カナダ、 2015年6月~ニュージーランド、2016年6月~オーストラリアの3か国でワーキングホリデーを経験されていらっしゃる方です。
それでは、あやさんのワーホリ体験談を見ていきましょう。
ワーホリに行きたいと思ったきっかけは?
元々父親の仕事の影響で海外への興味はあり、日本で働いていた頃、あまりの激務に心身ともにしんどい時にふと「どこか遠いところに行きたい」と思いワーキングホリデーに行くことを決めました。本当にふと「あ、海外行こう」と思いつき、その日中に資料請求し1ヶ月後には全て決め予約しました。
ワーホリに行く前に不安だったことは?
英語が全然話せなかったので、語学力は相当不安でした。半年ほど英会話学校に週1で通ったり、仕事終わりに外人さんが多いバーに1人で寄って、そこで頑張って英語で話したりしていました。
実際のワーホリは想像と違った?
想像以上にコミュニケーションが取れない!カタカナ英語/和製英語が通じ無さすぎて、どうしたらいいかわからなくなりました。
英語が話せなくてもなんとでもなると聞いていたけどそんなはずもなく、コミュニケーションが取れず友達作りも苦労しました。コミュニケーションが取れないことで自信もなくし、落ち込みやすくなってしまい最初の頃は精神的に辛かったです。
ワーホリで行く国や地域を決めた理由は?
【カナダ】を選んだ理由
オーストラリアには行ったことがあったのでカナダを選択しました。ビクトリアにしたのは、当時仕事でかなり病んでいて「人と関わりたくない」「人のいない小さな自然豊かな町で心癒したい」と思ったところ勧められたのがビクトリアでした。
【ニュージーランド】を選んだ理由
最初は、夫がイギリス国籍保持者なのでイギリスへのワーホリを検討したのですが取得が難しいと知り諦めました。夫と私のどちらもがワーホリに行けて、且つ英語圏の国ということでニュージーランドを選択しました。 オークランドを選んだのは単純に大きな街なので仕事探しをしやすそうという理由です。
【オーストラリア】を選んだ理由
もっと夫と一緒にいたいから旅を続けようと考え、近場のオーストラリアを選びました。アデレードは夫の同僚に勧められるがまま何も調べず行き、ブリスベンはシドニーに行きたいという夫に対し私のわがままで妥協してもらい、ほどよく都会なので選びました。
いずれの選択も大きな間違いでここで「他人の情報だけを鵜呑みにするのではなく自分で調べる」ことの大切さを学びました。
ワーホリに用意した予算は?
最初のカナダのみ
・2ヶ月半の語学学校
・ホームステイ
・保険
・現地サポート
・飛行機代(片道)
・ビザ申請サポート代
140万円ほどでした。地滞在費で30万ほど用意しましたが、最初の3ヶ月もたなかったです。
ワーホリで辛かった・大変だったことは?
最初のワーキングホリデーのカナダで、語学面がダントツ1番に辛かったです。語学学校では先生が言っていることを理解出来ず、仕事を始めても、お客さんや同じインターナショナルの学生の友人にまで英語力をバカにされ、辛かったし自分の気持ちを上手く伝えられず常に劣等感を感じていました。
カナダに来て半年で出会った夫のことをもっと理解したいという一心で、週7でバイトをかけ持ちしながらも必死に勉強をしました。おかげで今は語学面では問題は無いですが、当時は本当に辛かったし何よりバカにされても何も言い返せないことが悔しかったです。
ワーホリで楽しかった・印象的だったことは?
楽しかったのはワーホリ中の旅行です!ニュージーランドでは夫と2人で5週間かけて国を車でグルっと一周しました。この5週間のロードトリップは行き当たりばったりで色んなところへ行き色んな経験をしました。ニュージーランドは自然が多くどの町も魅力たっぷりで絶対にもう一度訪れたい国です。
オーストラリアも同じで車でアデレードからメルボルン間を義両親も一緒に旅行して、同じ国でも場所が違えばこうも街の雰囲気や人が違うんだと知れて良い経験になりました。
あとは夫と出会ったこと。ワーホリでカナダへ行き半年後に彼に出会いましたが、その日から私の人生が変わりました。人生で1番必死に勉強しました。英語を学ぶ難しさや楽しさだけでなく文化の違いや考え方の違い等、色んな”違い”を知ることが出来他文化に対する理解を深めることが出来たと思います。
旅行でおすすめスポットは?
ニュージーランドのおすすめスポット5選
ケープレインガ
ニュージーランド最北端にある灯台です。近くには90マイルビーチもあるのですが、絶景の一言につきます!!青い海に綺麗な緑、あまりの美しさに息を飲んだのを今でも覚えています。
ワナカ(ロイズピーク)
ワナカはクイーンズタウンの近くにある小さな町ですが、紅葉がとっても綺麗です。マウントロイの登山がオススメです。
急勾配の山道を登ること3時間半で頂上へ着き、下りは3時間の計6時間半の長い登山です。山登りの経験がほぼなかった私には過酷でしたが、あまりの景色の美しさに辛さなんて忘れてしまいます。途中までは羊もたくさんいて辛いながらも彼らの可愛さに癒されました。
トンガリロ国立公園
ロード・オブ・ザ・リングの撮影地でもあった国立公園です。雪が残る中8時間かけて登りました。上にあるロイズピークのような急勾配ではなかったので誰でも楽しめるハイキングです。
ツアーで計50名程の方たちと行きましたが、景色も天気も素晴らしくまたガイドの方たちもとても気配りが素晴らしく明るく楽しい時間を過ごせました。安全面やサポート体勢含めツアーで行くことを強くおすすめします。
テカポ湖
星空の綺麗さで有名なテカポ。噂で聞いていた通りで、オフシーズンにも関わらず今までの人生であんなにも綺麗な星空を見たことがないと断言出来る位の美しさでした。また、テカポにある日本食レストラン”湖畔”で食べるサーモン丼は絶品です。常に行列が出来ているので予約必須です。
ワイトモ洞窟
北島にあるワイトモケーブは洞窟の中で綺麗な蛍たちを見ることが出来、それに加えてアクティビティツアーに参加するもともできます。真っ暗闇の中水に浮き輪で浮かびなら見る蛍は本当に美しく癒されます。暗闇+高所恐怖症+水が怖い私が今までで1番楽しかったと言える程の楽しさです。
オーストラリアのおすすめスポット3選
カンガルー島
ブッシュファイヤーで大打撃を受けてしまったので今は行けるかは分かりませんが、ここの海の綺麗さは断トツです。普段あまり感情表現をしない私が海を見た瞬間テンションが上がり叫んでしまった程の真っ青な海です。野生のコアラも沢山いてとても癒されました。
バンバンガのピンクレイク
オーストラリアにはいくつか有名なピンレイクがありますが、私が行ったBumbanga(バンバンガ)のピンクレイクも人が少ないのでオススメです。アデレードから車で約2時間かかりますが、淡い桜色の湖は写真で見る以上に実物は美しいです。
サーファーズパラダイス
ベタですが、ゴールドコーストのサーファーズパラダイスは是非訪れて欲しい場所です。海の青さといい砂浜の白さといい、美しいの一言に尽きます。
15年前にも1度訪れたことがありますが、その頃と変わらぬ美しさです。海水浴だけでなくショッピングも大いに楽しめます。スクールホリデーの期間は避けた方が無難(治安が悪化/大混雑するため)ですが、おすすめです!
ワーホリで実際にした仕事は?
日本食レストラン
カナダにいた頃は英語が話せないからいう理由で日本食レストランで働きましたが、ニュージーランドとオーストラリアは、「日本食の賄いを食べたい」「日本語を話したい」という少し違った理由で日本食レストランを選びました。
海外に長期間いると日本食への恋しさが異常なまでに増します(笑)
今からワーホリに行く人へアドバイス
何を目的としているかをしっかり決める
よく英語は話せなくてもなんとでもなると言う人がいるけど、それは何を目的としているかだと思います。私の周りでも留学やワーホリに来て英語が全く話せないままでも日本人と過ごし旅行をし楽しんで帰っていった人達はいます。彼らの目的は”海外へ行くこと”。私はそれも良いと思います。英語を話せなくても色んな経験は出来るし楽しめると思います。
私の場合、目的は英語を学んだ上で色んな経験を積むことだったので、カナダに来て自分の考えがいかに甘かったか痛感しました。ある程度の基礎(簡単な日常会話)は出来るように、特にスピーキングとリスニングの練習は必須だと思います。また、スラング等は英語の基礎をしっかり学んだ上で使えるカジュアルな表現なのでむやみに使わないことをおすすめします。
日本人との距離感を考えてみる
日本人との距離感とても大事です。異国に一人で来て不安な気持ちはよーくわかります。日本語話すのもよし、日本人とつるむもよし、ただその時間がながければ長いほど英語に浸かる時間は短くなり、語学力も経験値も伸びません。
日本人のコミュニティから重要な情報を得ることも多いし、日本人同士だからこそ理解し合えることも沢山あるので、くっつきすぎず適度な距離感を持てるように出来たら良いかと思います。
何にでもチャレンジする
とにかく何事もやってみること。失敗しても落ち込んでも怖くても”とりあえずやってみる”精神が大事です。限られた時間、日本ではやったことがなかったことや挑戦する自信がなかったことなど小さなことでも良いので挑戦してみてください。どんな些細なことでもやってみることで自信がつき前向きになれるし、何より毎日が刺激的で忘れられない思い出になると思います。
最後に…
分からないことは分からないと言える強さを持ってください!相手の言ってることが理解できなかったらわからないから意味を教えてと言えばいいんです。わかってるフリしてるのモロバレです。
私は未だに職場でもしょっちゅう聞きます。「その意味はなんぞや」と。皆優しく教えてくれるし、私も知らない単語や言い回しを学べます。知らないことは恥でもなんでもないです。どんどん質問して吸収出来るものは出来るだけ吸収しちゃって良いと思います。せっかくの機会、存分に楽しんで!!
Special Thanks to あやさん
インタビューのご参加本当にありがとうございました。3か国もワーキングホリデーを経験されていて、実体験のある言葉に重みがあって、一つ一つの言葉が身に沁みます!参考になるアドバイスがいっぱい詰まったこのインタビューを、ワーホリに行きたいと思っている皆さんぜひ参考にしてください!
そして、ワーホリについての相談も乗ってくださるということなので、あやさんに直接聞いてみたい!というひとはぜひあやさんのInstagram(@aya_angiena)をチェックしてくださいね。DMも受け付けてくださるとのことです!
この記事を読んで、自分の体験談も記事にしたいという方大募集しています。
私のインスタグラム(@colorfuldays0821)へのDMお待ちしております。
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