海外のシェアハウスの注意点

日本でも少しずつ見かけられるようになったシェアハウスですが、海外でのシェアハウスではまた違ったルールがあります。実体験をもとにご紹介していきます。
ドアを閉めている=社交的じゃない?
日本では部屋を使っているときドアを閉めますよね。ですが、海外では部屋にいるときにドアを閉めていると「プライベートな時間」ということを表していています。反対にドアを開けた状態にすると「コミュニケーションが取れる準備ができている」と捉えられます。
私は海外で生活していた時に、常に部屋のドアを閉めているとホストファミリーに「なんでいつもドア閉めてるの?話しかけて欲しくない?」と言われました。ドアを閉める=社交的ではないと捉われてしまう場合があります。日本人とシェアハウスで生活する場合や、ルームメイトと本当に関わりたくないときはドアを閉めても問題はありませんが、海外の人とルームシェアする場合や、ルームメイトと仲良くなりたいという場合は知っておくと便利です。
また、トイレやお風呂は、使っていないときはドアを開けっぱなしにします。ドアが閉まっている場合は人が使っているという合図です。
男女のシェアハウスも余裕である!
男女でシェアハウスに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、男女のシェアハウスはたくさんあります。たまに女性専用などのシェアハウスも見かけます。どうしても女性専用、男性専用のシェアハウスがいい場合には、female onlyやmale onlyと書かれたシェアハウスを探しましょう。
住む人によって雰囲気が全く違う
シェアハウスは、住む人によって雰囲気が全く違います。学生だけが集まる静かなシェアハウスもありますし、パーティーやお酒が好きな人たちのシェアハウスもあります。
シェアハウス探しをする際に、「パーティー好きじゃない人募集」「社会人募集」など要件がある場合がありますので注目してみてみましょう。自分に合わない人たちと生活するのはストレスがたまります。シェアハウスの見学時には、部屋だけではなくどんな人たちが住んでいるかも確認が必要です。
シェアハウスでいるもの・いらないもの
シェアハウスで持っておいたら便利なおすすめアイテムを紹介します。
シェアハウスで持っていたら便利なもの
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長めの充電コード
私が持っていてよかったと思うのが、長めのiphone充電コードです。ベッドのすぐ近くにコンセントがない場合などに大変便利です。私は3mの充電コードを持っていましたが予想以上に役立ちました。
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ビーチサンダル
海外では部屋でも靴を履いたままにする場合があります。靴のまま過ごすのは問題ないのですが、気軽に脱いだり履いたりできるビーチサンダルがあれば便利です。裸足で歩くとすぐ足の裏が汚れるので、お風呂からあがって濡れたままでも履けるようなサンダルがあると便利です。
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包丁研ぎ器
料理をするのが好きな人におすすめなのが、包丁研ぎ器です。シェアハウスの包丁は切れ味が悪く、料理をする気が失せるレベルな時があります。そんな時に包丁を数回研ぐだけで切れ味が良くなる包丁研ぎ器が大活躍してくれました。
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消臭スプレー
海外のシェアハウスは、綺麗なところもそうでないところもあります。とくにマットレスや枕は他人が使ってきたものにカバーをつけて使うので、匂いや汚れが気になったりします。潔癖症の人にはすこしキツイかもしれません。そんな時に役立ってくれるのが消臭スプレーです。海外生活が不安な人も、匂いを自分の知っている香りに変えるだけで安心感が増しますよ。
意外に要らなかったアイテム
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ハンガー
ハンガーは無いと困ると思い持っていきがちですが、基本的にシェアハウスにたくさんあります。なのでわざわざ日本から持っていく必要はありません。1、2本など必要最低数だけ持っていきましょう。
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洗濯もの干し・ピンチハンガー
下着やタオルを干すために日本からピンチハンガーを持ってくる人がいますが、ほとんど必要ありません。カナダでは外で洗濯物を干す習慣がなく基本的に乾燥機を使います。洗濯ばさみなどもシェアハウスに用意されていることが多いので、それで十分です。
シェアハウスのルール



日本人は気にしすぎると思うかもしれませんが、実際に現地の人たちと生活してきて、綺麗好きな人が多かったことに気づきました。神経質になりすぎるとストレスが溜まりやすくなり、シェアハウス生活が苦しくなってしまいますが、一緒に暮らす人たちへの思いやりを持てば快適な生活が送れます。
キッチン・冷蔵庫編
人が使っているときは使わない
他の人がキッチンで料理をしているときに、相手の了解を得ずに料理を始めるのはやめましょう。使う場所が重なったりすると結構迷惑です。またご飯時間(昼食や夕食頃に)一人で長くキッチンを占領するのはNGです。
手間のかかる料理をするのであれば、みんなが料理を作りださない時間に始めたり、みんなにキッチンを長く使っていいか聞くなどと気配りをしましょう。
皿や鍋は使ったらすぐ洗う
これはトラブルの中でも多いですが、食べたものをテーブルの上に放置したままにしたり、シンクに洗い物を入れたままにすると次の人はとても使いにくいです。次の人がキッチンを使う前に洗い物を済ませておきましょう。
ゴミがたまったら気づいた人が捨てる
ゴミに関してはオーナーが管理してくれるところもあれば、自分たちで管理する場合もあります。「ゴミがたまったら捨てる!」当たり前のことですが、しない人がいることでトラブルが起こることがあります。
冷蔵庫は入れる場所を守る
冷蔵庫は私の経験上、冷蔵庫の中にある仕切りごとに入れる場所を分けて使っていました。まずは、決められた場所の範囲内に収めましょう。冷蔵庫のトラブルで多いのは、使い方が汚くて水が漏れていたり匂いがすることや、みんなで使うドアポケットのスペースを賞味期限切れのものが占領していたり、人のものを勝手に使ったりすることなどがあります。
冷蔵庫もトラブルが起きがちなので、しっかりルームメイトと話し合って使いましょう。
トイレ・バスルーム編
長いシャワーはNG!ほかの人のことも考えて!
日本では、バスタブに浸かったり、ゆっくりお風呂に入るのは一般的ですが、海外では長風呂はNGです。特にお風呂が1個しかなく4人~5人でシェアする場合には、シャワーは10分以内を目標に使用しましょう。使うのは自分だけではないこととまた光熱費等がかかることを念頭に置いておきましょう。
使った後はきれいにして出よう
当たり前の話ですが、使った後がびしょびしょだったり、髪の毛が落ちていたりすると使いたくなくなりますよね。しっかり使用後を確認して、誰が使っても気持ちよく使えるようにしましょう。
部屋での過ごし方編
節電に努める
シェアハウスとなると光熱費はルームメイトで割ったり、オーナーが支払ったりと様々です。赤の他人が生活するわけなので、お金にシビアな人もいれば、すべて使いっぱなしで電気もつけっぱなしという人もいます。
シェアハウス生活においてオーナーやルームメイトとの関係性はとても大事なので、節電には気をつけましょう。あまりにもひどいとオーナーから追い出されたり、ルームメイトから非難を受けたりする場合もあります。
煙草やマリファナはオーナーによる
シェアハウスを探すときに、たばこを吸う人は、たばこについてのルールがないかを確認しましょう。「煙草を吸う人NG」というシェアハウスもあれば、「外で吸うのはOK」というところもあります。
また、近年海外ではマリファナが合法化されてきた地域があります。シェアハウス探しの時にも、ドラッグやマリファナについてルールが書かれている家もあります。そのような環境が絶対に嫌という人は、ドラッグ禁止としっかり書かれているシェアハウスを選びましょう。
シェアハウスのトラブル事例
とにかくうるさい!
部屋のトラブルでの第一位は「声がうるさい」「音楽がうるさい」などの騒音です。深夜になっても騒がしい音がして寝れないという声もよく聞きます。自分が相手に迷惑をかけることがないように努めることはもちろんですが、ルームメイトがどうしてもうるさい場合には、本人に直接伝えるか、オーナーに相談してみましょう。
シェアハウス内での恋愛
シェアハウスでの恋愛もありがちです。周りに迷惑をかけないものであればいいですが、ルームメイトと気まずくなるような恋愛になってしまう可能性もあります。カップルでルームシェアできるシェアハウスもあるので、気まずい状況があればカップルで住めるシェアハウスに引っ越すことも考えましょう。
勝手に友達を宿泊させる
友達を部屋に呼ぶトラブルも本当に多いです。勝手に友達を宿泊させるのはマナー違反です。シェアハウスごとによって、友人を呼んでいいか泊まらせてもいいのかなどルールは様々です。
友達の宿泊をさせることでルームメイトに迷惑をかけたり、光熱費が上がったり様々なトラブルの要因が考えられます。友達を呼ぶ前にしっかりオーナーに相談し対応しましょう。
契約の違い・お金関係
オーナーとのトラブルで起こりやすいのが、契約の違いなどです。最初に言われていたこととは違うことを言われたり、解約時に払ったデポジットが返ってこないなどの問題が起こるがあります。契約書がある場合にはしっかりもらった方がいいですし、ない場合にはメールなどで必要なことをしっかり確認しておいて、あとから何か問題があったときに提示出来るようにしておくことが大切です。
まとめ
他の人とシェアをしていることを考えるだけで、お互いが快適なシェアハウス生活が過ごせます。海外のシェアハウスで得られる経験はたくさんありますよ。ルールを知ったうえで、海外でのシェアハウス生活を楽しんでくださいね。
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