渡航前までに必要な金額
ここでは、20代後半女子の私がワーキングホリデーに費用を準備したのかを紹介します。
【実例】オーストラリア
・初めてのワーキングホリデー
・ワーホリエージェントを利用
・2ヶ月間語学学校に通う
費用 | 金額 |
---|---|
エージェント | 5千円 |
ビザ | 1万6千円 |
航空券(片道) | 4万円 |
保険料 | 20万円 |
語学学校 | 27万円 |
生活費 | 30万円 |
合計で80万円ほど用意しました。エージェントの人には「100万円ないとワーホリは厳しいです」と何度も念押しされましたが、どうにもできないので80万円はどうにか用意しました。
初めてのワーキングホリデーだったこともあり、ワーホリのエージェントに登録しました。エージェントに紹介された語学学校に行き、保険を登録しました。この2つだけで50万円近くかかりました。
語学学校中に滞在するホストファミリーも紹介されましたが、幸運なことにオーストラリアに友達がいたので、そちらに泊まらせてもらうことにしました。ホストファミリーは、高額なので通常の人はこの金額+30万円かかる(約2ヶ月分)と考えてください。
2か月間語学学校に行っている間は、勉強に忙しいのでバイトをする余裕は全くありませんでした。語学学校が2ヶ月終わるころにはお金がほとんどなかったので、すぐにファームを探してファームで仕事を始めました。
【実例】カナダ
・ワーホリ3年目
・エージェント使用無し
・日本からホテルを7日間予約
費用 | 金額 |
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ビザ | 1万4千円 |
航空券(片道) | 7万円 |
保険料 | 8万円 |
バッパー(1週間) | 2万円 |
(無犯罪証明証) | 4千円 |
生活費 | 20万円 |
ワーホリ3年目は、40万円以下でカナダに渡航しました。オーストラリアで2年間ワーキングホリデー生活を終えていたので、ある程度英語が話せて海外での生活に慣れていました。
初めての国で知り合いなどは全くいませんでしたが、ビクトリアに行くと決めて日本からバックパッカーホテルを予約しました。バックパッカーホテルに滞在した7日間の内に家探しを済ませて、すぐ仕事が見つかりました。家と仕事がすんなり見つかったのは運が良かったからだと思います。
実際、貯金はあった方がいい?
正直、貯金があったに越したことはありません。お金に余裕がある=心に余裕があるにつながります。ワーホリ先ですぐに仕事が見つからなくても、お金があれば焦る必要はありません。お金がないと「家賃が払えない」「食費が払えない」と不安がどんどん募ります。
私は、オーストラリアのワーキングホリデーの2年間を経て、英語力やお金がなくても生きていけると思ったので、3年目のカナダワーホリでは必要最低限のお金しか準備しませんでした。
当然、お金に余裕がないので家探しや仕事探しも焦っていたし、ストレスでした。ですが、お金がない方が自分にプレッシャーになってハングリー精神で何事もやろうと行動すると感じました。
ワーキングホリデーに初めて行く人で、不安が多い人はできるだけ貯金をしていきましょう。お金がないからワーキングホリデーに行けないは言い訳だと思います。実際、行動力さえあれば海外は行けるからです。お金がない方が精神的にはとてもきついですが、お金がないからこそできない経験もあります。
次のページでは実際にワーホリで使った生活費や収入についてお話しします。
ワーキングホリデーでの生活費・収入は?
【実例】オーストラリア
・時給25ドルで週40時間働く
・家賃はルームシェアで週200ドル
・食費は惜しまず食べたいものを食べていた
月ごとの収支 | 金額 |
---|---|
家賃 | 800ドル |
食費 | 300ドル |
生活費 | 200ドル |
携帯代 | 30ドル |
給料 | 4000ドル |
オーストラリアでは、毎月2570ドル(日本円で約19万円)のプラスになります。オーストラリアでは仕事が忙しすぎて、がむしゃらに働いていたのですが、同時にストレスもすごかったので、食費にお金を掛けていました。
貯金出来たお金は、ウルルに旅行したり、日本に帰る前にもオーストラリアを旅行したので、お金をほとんど使って帰ってきました。また、オーストラリアで車を持っていたのですが、車が頻繁に壊れてメンテナンスにまとまったお金が必要でした。
【実例】カナダ
・時給18ドル(チップを含む)
・ルームシェアで月300ドル
生活費(月) | 金額 |
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家賃 | 300ドル |
食費 | 250ドル |
生活費 | 50ドル |
携帯代 | 60ドル |
給料 | 2600ドル |
毎月1940ドル(日本円で約16万円)のプラスでした。カナダの仕事はカフェのバリスタだったのでただただ緩く働いていました。余裕ができたお金でイエローナイフやバンフ、シアトルなど旅行に行けました。
ワーキングホリデーって実際稼げるの?
個人的に、「ワーキングホリデーは稼げます」
ワーキングホリデーでお金を稼ぐことを目標にするのであれば、時給の高いローカルの仕事を見つけることが大切です。また、現地での生活で節約に徹したり、仕事を2個掛け持ちすればお金が貯まります。
普通に仕事を1つすれば、家賃や生活費はまかなえます。私は、オーストラリアでもカナダでもローカルの仕事をゲットできたので給料には満足していましたし、お金も貯まりました。ですが、貯まった分はその現地の美味しいものを食べたり、海外旅行をしたりと趣味に全部使いました。
ワーキングホリデーの費用を抑えるために
エージェントを使わない
ワーキングホリデーの費用を抑える一つ目の方法は、エージェントを使わないで自力でワーキングホリデーに行くことです。エージェントを使うことで多額のサポート費用を払わないと行けなかったり、無理やりホストファミリーとの提携や語学学校に勧誘されたりします。
初めてのワーキングホリデーの場合は、不安なのでエージェントに頼りたくなると思います。エージェントに頼らないということは全部自分で調べてみるということになります。お金はないけど時間がある人は、自分で調べて行動を起こしてみましょう。
渡航時期を考える
海外に渡航する際には、旅行のオフシーズンを選びましょう。夏休みや春休みなど人が移動をする時期に渡航しようとするとオフシーズンに比べて航空券の値段が高額になります。費用を押さえたい場合には、航空券の値段を調べて格安の時期を選ぶことも大切です。
国ごとに物価や最低賃金が違う
国ごとに最低賃金や物価が変わってきます。オーストラリアであれば時給自体がとても高いですし、カナダであれば時給はそんなに高くないですが、チップでお金がもらえます。その国の特徴や物価などを考えたうえで国選びをしてみるのも大切です。
渡航してすぐに仕事をする
お金に余裕がないのであれば、渡航してすぐに仕事を探しましょう。仕事を早く見つければ見つけるだけ貯金は少なくてもいいですし、働けば日常生活のお金は賄えます。
すぐに仕事を見つけるためには、ある程度の英会話力が必要になります。日本できるかぎり英会話の勉強しておきましょう。どうしても英語に自信がない場合には、オーストラリアであればファームジョブから始めて、2ndビザもお金も先に貯めるという方法もおすすめです。
海外へのお金の持っていき方は?
現金
現金は、最低限持っている必要があります。海外ではカード社会なのでほとんどが現金無しで使えますが、「すぐ使える」というメリットがあるので、最低限は現金を持ち歩きましょう。
クレジットカード
クレジットカードは銀行引き落としで使える便利なカードです。クレジットカードなら90日間の海外保険も使えますし、海外でのキャッシングもできます。多額の金額をクレジットカードで使うのはおすすめしませんが、いざというときに使えるので日本の銀行にお金を残しておくことも大切です。
また、クレジットカードの場合はVISAかMastercardにしましょう。JCBやAMEXは海外では使えないところが多いので注意しましょう。
トランスファーワイズ
海外送金を格安の手数料で行える方法です。特に多額の金額を海外に持っていく場合に最適ですが、私は実際使用したことがなく説明ができないのでここでは詳細を省かせていただきます。
参考にさせていただいたのは、「トランスファーワイズの使い方を解説。実際に50万円海外送金してみた【格安・手数料お得】」のサイトです。
滞在中のお金の管理の仕方は?
海外に滞在中は、現地で銀行を開設しましょう。仕事を探すのにも銀行開設は必須です。口座内でお金の管理をしっかりしましょう。オーストラリアもカナダもネットバンキングでお金のやり取りなどもできて便利です。
まとめ
ワーキングホリデーは新しい挑戦です。
初めてのことには不安がつきものです。ですが、自分で調べて自分にとって最適な方法を探しましょう。貯金額に余裕を持っていきたいのであれば、しっかり貯金額の目標といつまでに達成するのかという時期も設定することが大切です。
本当にワーキングホリデーに行きたいという熱い思いがあれば、お金に執着しすぎずともワーキングホリデーに行けますよ!みなさんも自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
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