海外のカフェで働きたい、カフェを楽しみたいと持っているそんなあなたに、覚えて欲しい海外のカフェのコーヒーの違いについて紹介します。
【コーヒー・エスプレッソ】ドリンク
DRIP COFFEE(ドリップコーヒー)
基本的にドリップコーヒーというのは、コーヒーを入れる専用の機械にコーヒー豆をセットして抽出したコーヒーのことを言います。機械が抽出するため、コーヒーを入れる人の技術に関わらず同じ味が楽しめます。
カフェでもメニューの一番最初に乗っていて、すでに抽出してあるものを飲めるため手ごろな価格で、すぐに楽しめます。
POUR OVER(ポアオーバー)
ポアオーバーとは、日本語で言うハンドドリップコーヒーです。コーヒーの量や蒸らし時間、抽出速度でコーヒーの味は大きく変わります。コーヒーにこだわりのあるお店や、コーヒーを入れる人のこだわったのコーヒーが楽しめます。ドリップコーヒーに比べると一つ一つ入れるため、味は濃いめです。注文をしてからコーヒーを入れるので少し時間がかかります。
COLD BREW(コールドブリュー)
コールドブリューはコーヒー豆を水に浸して、長時間かけてコーヒーを抽出した飲み物です。アイスアメリカ―ノとはちがい、苦みや渋みがでにくくまろやかで飲みやすい味わいになっています。時間をかけて抽出するため、少し値段が張ります。
ESPRESSO(エスプレッソ)
- カップ:デミタスカップ
- 量:1ショット 15ml / 2ショット30ml
エスプレッソとは、エスプレッソマシンで圧力をかけて短時間で抽出したコーヒーのことです。ドリップコーヒーに比べると、コーヒーの濃度が高く、コーヒーの苦みを楽しみたい人や、イタリアでは、通勤前にカフェインを手早くとるEXPRESS(エクスプレス:急行)から来たと言われています。ちなみにオーストラリアでは、エスプレッソのことをSHORT BLACK(ショートブラック)と呼ばれています。
量としては30mlぐらいなので本当に1口2口で楽しみます。エスプレッソは、味にごまかしようがないため、コーヒーを入れるバリスタの腕前によってエスプレッソは飲みやすいものから飲みにくいものまで全く違います。ESPRESSOを飲むなら、美味しいコーヒーを入れてくれるカフェで楽しみたいものです。
AMERICANO(アメリカ―ノ)
- カップ:コーヒーマグ
- 割合:1ショットのエスプレッソ+90mlのお湯
アメリカ―ノは日本でもよく聞きますが、エスプレッソと水の組み合わせです。エスプレッソだけではとても濃いので、お湯を入れて温かいアメリカ―ノに、氷を入れて冷水をいれれば、アイスアメリカ―ノとして楽しめます。
ドリップコーヒーとの違いは、アメリカ―ノのほうがエスプレッソが入っているので口当たりがすっきりしています。ちなみに、日本ではアメリカンコーヒーというものがありますが、こちらはアメリカ―ノとは違います。(※アメリカンコーヒーとは、浅煎りコーヒーのことを示します。)
LONG BLACK(ロングブラック)
- カップ:コーヒーマグ
- 割合:2ショットのエスプレッソ+90mlのお湯
ロングブラックは、オーストラリアやニュージーランドのカフェでよく見かけます。ロングブラックもアメリカ―ノと一緒ですが、「ロングブラックはカップに入ったお湯にエスプレッソを入れる」「アメリカ―ノは、カップに入ったエスプレッソにお湯を注ぐ」という違いがあります。
RED/BLACK EYE(レッド/ブラックアイ)
レッドアイ
- 割合:1ショットのエスプレッソ+180mlのドリップコーヒー
ブラックアイ
- 割合:2ショットのエスプレッソ+180mlのドリップコーヒー
こちらはドリップコーヒーにエスプレッソを入れた飲み物です。カナダでは、SHOT IN THE DARK(ショットインザダーク)と呼ばれています。とにかくカフェインが取りたい人、濃い味のコーヒーが飲みたい人におすすめです。
【ミルク+コーヒー】のドリンク
LATTE(ラテ)
- 割合:エスプレッソ+240ml~300mlのミルク+1cmのフォーム
ラテは、エスプレッソとミルクの組み合わせです。日本でもよく聞くようにとても人気ですよね。氷を入れればアイスラテとして楽しめます。
FLAT WHITE(フラットホワイト)
- 割合:エスプレッソ+240~300mlのミルク
フラットホワイトは、ニュージーランドやオーストラリアで良く飲まれるコーヒーです。基本的にはラテと一緒ですが、ミルクフォームがないバージョンです。ラテのミルクフォームが好きじゃない人におすすめです。
CAPPUCCINO(カプチーノ)
- 割合:エスプレッソ+60mlのミルク+60mlのミルクフォーム
カプチーノは、ラテよりもミルクホームがほとんどのコーヒーです。ミルクフォームの中から出てくる、濃いめのコーヒーを楽しみます。店舗や国によっては、ミルクフォームの上にチョコレートパウダーを振ります。
MOCHA(モカ)
- 割合:エスプレッソ+チョコレート+30~90mlのミルク+ホイップクリーム
モカは、エスプレッソとチョコレートの飲み物です。コーヒー自体が苦手な人も、チョコレートが入っているので甘くて飲みやすいです。さらにホイップクリームが載っていると、なおさら甘くてデザート感覚で楽しめます。
MACHIATO(マキアート)
- カップ:エスプレッソカップ
- 割合:エスプレッソ+スプーン1、2杯分のミルクフォーム
マキアートとは、エスプレッソマキアートとも言われます。キャラメルマキアートと一緒だと勘違いしてしまいがちですが全く違います。エスプレッソに少しのミルクフォームを載せた1、2口で飲み切れるコーヒーです。エスプレッソにほんの少しミルクを入れたものと考えて大丈夫です。
CORTADO(コルタード)
- カップ:ロックグラス
- 割合:エスプレッソ+30mlのミルク+1cmのミルクフォーム
コルタードとは、エスプレッソとほぼ同量のミルクを入れます。マキアートより少しミルクが多めと覚えておきましょう。
コーヒーが入っていないメニュー
CHAI(チャイ)
チャイとは、ヒンドゥー語で「お茶」という意味のインドで生まれたお茶のことです。紅茶との違いは、紅茶には使われない細かい粉末をも利用したお茶で、紅茶は茶葉をお湯に浸して抽出しますが、チャイは茶葉をお湯で煮立ててお茶の成分を抽出します。かなり香りが独特で強いので苦手な人と好きな人は分かれると思います。
CHAI LATTE(チャイラテ)
チャイティーにミルクを合わせたものがチャイラテです。こちらも海外では人気で良く飲まれています。ミルクの種類を変えたり、シナモンを足して味を楽しんでみるのもおすすめです。
MATCHA(マッチャ)
マッチャは、日本でも知られているように海外でも人気を集めています。お茶を粉末にしたものですね。マッチャティーというと、抹茶の粉末をお湯に溶かしたお茶が出てきます。
MATCHA LATTE(マッチャラテ)
マッチャにミルクを入れたものがマッチャラテです。スターバックスの抹茶ラテにはシロップが入っています。甘くないものが良い場合には、「No sweetner(甘さ無し)」と伝えれば、抹茶とミルクのみの抹茶ラテも作ってもらえます。
KOMBUCHA(コンブチャ)
世界中で人気のコンブチャは、酸味のある発酵ドリンクです。日本では紅茶キノコと呼ばれています。リンゴジュースの炭酸のような味で、身体にも美容にもいいですよ。
HOT CHOCOLATE(ホットチョコレート)
ホットチョコレートとは、日本でいうココアのことです。チョコレートミルクをスチームしたり、ミルクにチョコレートシロップをいれて作るところがあります。店舗によっては、マシュマロを入れてくれたり、ホイップクリームを載せてくれたりしますよ。寒い冬に飲みたくなる子供にも大人気のメニューです。
海外で人気のミルクの種類
ミルク入りのコーヒーは、ミルクの種類を変えることが出来ます。店舗によって扱っているミルクの種類は違いますが、今回は代表的な4種類の植物性ミルクを紹介します。
SOY MILK(ソイミルク)
ソイミルクは豆乳です。カロリーが牛乳の半分で、デイリー製品にアレルギーがある人に牛乳の代わりに飲んでもらえます。ソイミルクは濃厚な味わいなので、他のコーヒーとの組み合わせにもぴったりです。
OAT MILK(オートミルク)
オートミルクは、穀物からできたミルクです。低カロリーでコレステロールも含まれていないため、健康や美容を気にする人に人気を集めいています。味は、ほんのりと穀物の甘みが楽しめます。
ALMOND MILK(アーモンドミルク)
アーモンドミルクはカロリーが低いのが特徴的です。実際に飲んだ感想は、舌触りが少し残るようなイメージです。
ヘーゼルナッツ系のシロップを入れたドリンクなどに合いますよ!カルシウムやビタミンD、E、Aが豊富です。スチームしても泡立ちにくいので、カプチーノなどのミルクフォームが必要なドリンクには向いていません。
COCONUT MILK(ココナッツミルク)
ココナッツミルクは牛乳のような濃厚さはなく、さらさらしています。こちらも同じくスチームしてもほとんど泡が立たないため、ミルクフォームが必要なドリンクには向いていません。さわやかな味わいでフルーティーな甘さがあるので、コーヒーに混ぜるよりもフレーバーティーなどに合わせる方がおすすめです。
まとめ
日本でもカフェはどんどんおしゃれになってきていますが、海外でしか楽しめないお洒落なカフェはたくさんあります。カフェが大好きな人は、ぜひ海外旅行先でも新しいコーヒーやドリンクに挑戦してみてくださいね。
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