ホームステイにおける注意点
お金稼ぎを目的としている家族もいる
注意してほしいのは、最高のホストファミリーばかりではないということです。ホストファミリーも、留学生をホストする代わりにお金をもらっています。学生のサポート目的ではなく、お金稼ぎを目的にしている家族もいます。
もしあまりにもホストファミリーと生活するのが大変な場合は、契約を仲介している学校やエージェントに相談することが大切です。自分で直接エージェントを見つけた場合には、他のホストファミリーを見つけましょう。ワーキングホリデーや留学は時間が限られていますし我慢する必要はありません。他にもたくさんのホストファミリーがいるので、せっかくの海外生活を楽しみましょう。
ホストファミリーに頼り過ぎない
海外の若い子たちは若い年齢からかなり自立しています。私は19歳で初めて海外に行きホームステイをしましたが、ホームステイ先の16歳の女の子は私よりはるかに自立していて考え方も大人でした。日本人は見た目からずいぶん幼く見られますし、「何もわからない」というスタンスでいたのを最初は多少笑われていたと思います。
とはいっても、言葉も土地についてもわからない場所で頼り過ぎないのは難しいので、「自分で出来ることはやってみる」「わからないことをしっかり質問してみる」「自分の意見をはっきり言う」というのを意識して生活しましょう。
悪質なホームステイ先例
私が知っている悪質なホームステイ先についてご紹介します。
食事を全く用意してくれない
ホームステイ先には食費料金込みでお金を支払っているのに、食事をまったく用意してくれない家族がいました。冷蔵庫にあるものを食べてといわれ冷蔵庫内をみてみると、賞味期限の切れた食品が入っているだけでした。
家をほとんど開けて子供の世話を任される
不安な海外生活なのに、肝心のホストマザーやホストファザーが家を空けることが多く、子供の面倒を見させられるということをさせられた人もいます。家の面倒や子供の面倒を見る代わりに無償で部屋を借りる「オーペア」という仕事もあるのですが、ホストファミリーが留学生やワーホリ生に無償でさせるのはいいことではありません。
ホストファミリーとの相性も大切です。ストレスは溜め過ぎず、自分でホストファミリーと話し合えるなら言いなりになりすぎず、自分の意見を伝えることも大切ですし、相談できる人がいる場合は相談して意見を求めるようにしましょう。
実際にホームステイをした体験談
本当の家族のように受け入れてくれたホストファミリー
私は19歳の時にオーストラリアで1カ月間ホームステイをしました。英語は短大でしっかり勉強してきたつもりだったのに、不安でホームシックになったりもしましたが、ホストファミリーは私のことをとても大切にしてくれました。休みの日は出来る限りの新しい体験をさせてくれましたし、私のつたない英語もゆっくり時間をかけて聞いてくれました。
初めての海外生活は、ホストファミリー次第で印象が大きく変わると言っても過言ではありません。わたしは家族のようなホストファミリーと10年経った今でも連絡を取っていますし、ワーキングホリデーや海外が好きになった理由でもあります。海外に興味がある、挑戦してみたい人はぜひホストファミリーの制度を活用してみてください。
まとめ
ホストファミリーは、初めての海外生活を支えてくれる人たちです。私はデメリットは無いと思いますが、注意点だけは念頭に置いてホームステイというシステムを活用してほしいなと思います。
コメント