2nd visa。
まず、2nd visaを取るためには、
登録されたファームで88日以上働く必要があります。
正直、ワーホリに行った時には2年目を考えていませんでした。1年おもいっきり楽しんで日本に帰って仕事をしようとそう思っていました。しかし、日本ではあまり簡単に経験できないファームジョブをオーストラリアにいるうちにやってみたいなと思い、語学学校が終わり、興味本位でファームジョブをすることに決めました。
語学学校が終わったのは、5月の初旬。GUMTREEというオーストラリアの情報サイトで仕事を探し、ブリスベンの北側にあるカブルチャーという町へ行きました。
ファームジョブの探し方がわからない方は>>>>ファームの探し方
初めてのシェアハウス
ネットに広告が上がっている連絡先に連絡をすると面接もなく、ただその場所まで来てくださいということだったのですべての荷物を持って指定された場所へ行きました。
指定された場所は、住宅街の中にあるひとつの家でした。恐る恐る家に入ると韓国人が待っていて部屋を案内されました。「ここがあなたの部屋だよ」6人韓国人と1人の台湾人、同じ日に到着した日本人の男の子と8人のシェアハウスでした。家では韓国語が飛び交っており、何一つ理解することができずに困っていると台湾人の男の子が声をかけてくれて仲良くなりました。
とりあえず、2、3日は仕事ないからゆっくりしてねと言われましたが、「どんな仕事内容なのか」、「どうすればいいのか」もわからずとても不安でたまりませんでした。今わかることですが、5月の中旬頃はイチゴの時期ではなく仕事がなかったのだと思います。とりあえずシェアハウスの中の人たちと友達にならないと!とシャイな自分を捨て、みんなに話しかけました。最初は韓国語でしか話していなかった人たちも、次第に私に英語で話してくれるようになり友達になることができました。
ある日、スーパーバイザー(統率者)の男の人に、「ピッキングとパッキングどっちがしたい?」と聞かれ、「女の子はパッキングのほうがいいよ。」といわれるがままにパッキングを選びました。
ピッキング
・・・トローリーに乗ってひたすらイチゴを取り続ける。1箱1ドル30セント程度(時期やファームによって全く異なります)体力のある人、外での作業が好きな人におすすめ。
パッキング
・・・工場内で、ピッキングの人が朝にとったイチゴをひたすらパックに詰めます。長時間の同じ作業や立ち仕事が苦じゃない人。日焼けが嫌な人などにおすすめ。
どちらの仕事もとても根気が必要で、精神面も鍛えられます。ピッキングもパッキングも歩合制のため早く正確にできる人ほど稼げます。そのほかには、チェッカーという仕事がありパッキングの人たちが詰めたイチゴを確認する仕事です。その人たちは時給制で、ピッキングとパッキングに比べれば楽な仕事ですが、責任感などは必要だと思います。チェッカーはたくさん必要ではないため、チェッカーになれるのは相当運がよくないと無理かもしれません。
パッキングの仕事
トレイに積み重なっているたくさんの苺から、きれいな苺のみを選別して販売用のパックにきれいに詰めていきます。詰めるときは、大きさ、色が同じでないといけません。自分ではきれいに詰めているつもりでも、チェッカーに確認され「色が違う!」「サイズが違う」と指摘されると同じパックを詰めなおさなければなりません。これではパックの数をこなせないため、全くお金になりません。ただの時間の無駄遣いです。チェッカーに何度も名前を呼ばれ、返却されると仕事のやる気がなくなります。ものすごくストレスがたまります。
最初は一つのパックを作るのに5分以上かかっていた気がします。5分以上かけて作ってもチェッカーに呼ばれ返却されます。初日5時間ほど働きましたが、給料は10ドルぐらいだったと思います。4か月も続けると、イチゴに目が慣れ瞬時に苺の状態をチェックすることができます。その時は、1時間に150パック以上詰めいていました。1パック当たり、30秒から40秒くらいで詰めていました。時給に換算すると24ドルぐらいです。この時期が一番稼げていました!
チェッカーの人と仲良くなるとチェッカーが詰めなおしてくれたり、少し審査が甘くなったりします。(私のファームは韓国人が経営していたので、韓国人がスーパーバイザーだったりチェッカーだったり多かったです。)
2nd visaを早くとる裏ワザ
文頭でも話したように、ビザを取るために88日ファームで働く必要があります。ですが、実際本当に88日働いていなくても、週7カウントをしてくれる場所もあります。
週7カウントとは・・・働いたのが2、3日でも、7日働いたことにしてくれるということです。果物のシーズンの時期では、人手が足りなくなるほど毎日たくさんの果物が取れます。ファームのオーナーがどうしても人手が欲しくて、「週7カウントします」という言葉で、早く2nd visaが欲しいワーホリの人たちを集めています。
ですが!要注意!
週7カウントで、13週(3か月ほど)働けば、88日カウントになりますが、2nd visa申請をしたときに許可が下りない場合があります。なぜかというと、3か月も休みなしで毎日働くということに、政府が疑いを持ち嘘の申請をしているのではないかと疑われるからです。
そうなると、ペイスリップ(給料明細)をすべて提出しないと行けなくなったり、逆にややこしいことになることもあります。1年目のワーホリの時間がほとんどなくて2nd visa申請を焦っている人は仕方ないかもしれませんが、焦っていない人は余裕をもってファームで働きましょう。
自分で何日働いたかカウントしておくことも重要です!
特に女子は88日ぴったりだとダメだとうわさが流れており、私はお金稼ぎもかねて100日ほどは働きました。自分でビザの申請をし無事に2nd visaをゲットすることができました!
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