ワーホリに行くときの悩みの一つが、「海外保険」ですよね。わたしは、保険を選ぶのに1番時間がかかりました。
今回は、私が実際にワーホリの3年間で使用した海外保険とそのプランについて、そして体験談について紹介したいと思います。
気を付けて!高額な保険を勧められる?
私はワーホリの1年目にワーホリのエージェントを使いました。
保険の内容についての説明を受けたときに、ケガをしたらこんなにお金がかかると脅されて、1年で30万~40万かかる保険を勧められました。想定よりも高額だったのと、選択肢がなくただ1つの保険しか紹介されず「これにしましょう」と強制的な雰囲気だったため、とても不安を覚えました。
私はワーホリが初めてだったことと、海外保険について何も知らなかったため「これが当たり前なんだろう」と思いましたが、払える金額ではなかったためエージェントの強い勧めを断りました。
エージェントにおすすめされた保険は、カバー力の高いタイプの保険でした。しかし他の保険を見てみると、十分な補償内容で値段が断然お手頃なものもあります。
次では、わたしが保険を選ぶときに注意したことについて紹介します。
私の海外保険を選ぶポイント
海外保険の【情報収集】をする
保険を選ぶときに必要なことは、ワーホリでどんなことが起こりえるか、どんな症状にどのくらいの値段がかかるのかということです。
私はまずネットで情報を集めました。ですが、自分では決め切らなかったため「ほけんの窓口」を利用して、どんなものが自分に合っているのかを相談しました。保険のプロに海外に行く上での不安を話し、保険の選択肢を聞いた上で自分に必要な保険を選ぶことが出来ました。
ワーホリの人はお金に余裕がない、出来るだけお金をかけずに行きたいと思う人が多いかと思います。そんな人こそ、人の言いなりになりすぎず自分で情報収集することが大切です。
海外保険の【補償内容】について知る
保険会社の保険内容を比べると、補償の内容や組み合わせが全く違います。内容をよく見てみると自分には全く必要ないものもあったり、必要な保証が十分でない場合があります。
保険を自分で保険を選ぶときは、補償内容の意味を知ったうえで自分が焦点を当てたい補償を見極めましょう。
渡航前にしか入れない保険がある
保険を決めるうえで知っておいてほしいのは、日本の保険は基本的に渡航前にしか加入が出来ません。渡航後に保険に入りたい場合は、現地の保険を探すほかありません。
日本の保険に入りたいのであれば、必ず渡航前に加入をしておきましょう。
「オーストラリア1年目」で使った海外保険
オーストラリアの1年目も2年目もジェイアイ傷害火災保険のたびほという保険に加入しました。1年目は何より海外に対する不安が大きく、保証を一番手厚いものにしました。
<補償内容>
障害死亡 | 3000万円 |
障害後遺障害 | 3000万円 |
疾病死亡 | 1000万円 |
治療・援助費用 | 1億円 |
賠償責任長期(自己負担額無し) | 1億円 |
生活用動産長期(自己負担なし) | 100万円 |
手荷物遅延費用 | 10万円 |
航空機遅延費用 | 2万円 |
緊急一時帰国 | 70万円 |
合計保険料:207,700円(2016年当時の金額)
ワーホリの1年目は不安が大きかったため、もし私がオーストラリアで死亡してしまった場合、周りに迷惑をかけたくないという思いから「援助費用(家族などを現地に呼ぶための補償)」や「賠償責任長期(第3者の人にけがをさせてしまったり、ものを壊してしまった場合の補償)」を重視しました。
今となっては少し大げさかなと思いますが、ワーホリに行く当時は家族に迷惑をかけたくないという思いが一番でした。
災難に襲われ、実際に病院を利用
オーストラリアでのワーホリ1年目は、ファーム中に火災に見舞われました。仕事をしている途中に工場が燃え、その燃えた工場の真横にシェアハウスがありました。
幸いケガもなく、シェアハウスもギリギリ燃えることなくすべて無事でした。もし火災でケガをしたりシェアハウスが燃えて持ち物すべて燃えていたら…と考えるととても怖くなりました。
その後、火事の後に体調を崩し病院に行き2度ほど通院しましたが、病院の費用と交通費がしっかり出ました。また、その当時自分の病状を説明する自信がなかったのですが、日本語通訳費も保証されました。
保険に入っていてよかったなと思う反面、保険に入っていなくても治療費合計が3、4万円で済むんだなと学びました。でも大きなことがあってからでは遅いので難しいですよね。
「オーストラリア2年目」で使った海外保険
オーストラリア2年目「1つ目」の保険
オーストラリア2 年目では、保険を決め切らず最初の2ヶ月だけ、1年目と同じ「ジェイアイ傷害火災保険のたびほ」を利用しました。
<補償内容>2ヶ月分
障害死亡 | 3000万円 |
障害後遺障害 | 2000万円 |
疾病死亡 | 1000万円 |
治療・援助費用 | 3000万円 |
個人賠償責任(自己負担額無し) | 1億円 |
携行品損害(自己負担額無し) | 10万円 |
手荷物遅延費用(実損払い型) | 10万円 |
航空券遅延費用(実損払い型) | 2万円 |
弁護士費用 | 100万円 |
テロ等対応費用 | 1万円 |
35,360円 (2017年当時の金額)
1年目に比べ不安も減り、海外での生活に少し自信が持てました。自分の日常の行動範囲もわかったので補償内容を減らしました。
オーストラリア2年目「2つ目」の保険
ジェイアイ傷害火災保険も良かったのですが、もっと安価な保険はないか探したところ、オーストラリアから入れる保険を見つけ、Uni-Care(ユニケア)という保険に入りました。
<補償内容>
7か月分 51,505円 (2018年当時の金額)
<保険の特徴>
ユニケアの特徴は、「日割り」で入れるということと、生命保険ではなく医療損害に焦点を当てた保険だということです。日本で入る海外保険は、死亡したときの保証に焦点が合わせてあるため割高ですが、ユニケアは医療に特化していて割安だったので、自分にぴったりでした。
2年目は病院の利用もなかったため、保険は利用しませんでした。
「カナダ」で使った海外保険
カナダでは、オーストラリアで2年の海外生活を経験し、手厚い保険ではなく、気軽に入れる保険を探していました。カナダでは日割りのBIIS(Bridges International Insurance Services)という保険に入りました。
<補償内容>
緊急治療・医療保証限度 | ※5000ドル |
処方箋薬 | 1000ドル |
付き添い看護師費用 | 最高10000ドル |
緊急帰国費用 | 3000ドル |
旅行同伴者の期間費用 | 片道エコノミー航空費 |
障害死亡保険 | ※5000ドル |
宿泊費用の保証 | 1日最高・最高総額$1,500 |
80,281円 (2019年当時の金額)
<保険の特徴>
このBIISの特徴は、「日割り」の保険であることと、保険期間中の海外旅行でもカバーしてくれるということです。また「緊急治療・医療保障限度」「障害死亡保険」の金額を選べ、それ以外の保証は決められています。
カナダでは病気一つしなかったので保険を活用しませんでした。カナダ滞在中にアメリカに2度ほど行ったので、その海外旅行分もカバーしてくれていて安心して旅ができました。
カナダの保険ですが、日本語も対応していたため相談なども日本語で出来ました。
まとめ
これは、私が使用した保険内容なので、ブログを読んでくださっているみなさんに最適というわけではありません。一つの選択肢として、私が選んだ保険を参考にしてみてください。
お伝えしたいのは、自分で手配すれば安くで選べるということ。エージェントに頼ったり、日本語案内がついているものは比較的割高です。自分でやってみよう、やれるかもと思う人は情報をしっかり集めて、自分に合った保険を選びましょう。
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