シェアハウスってそもそもどんなもの?

シェアハウスとは、居住空間を共有して生活する家のことです。海外では、日本のようにアパートに1人暮らしをするのは家賃がとてつもなく高く、学生だったり、ワーキングホリデーにはあまり向きません。
シェアハウスをすれば家賃も安く済みますし、英語を話す人たちと一緒に生活することで英語力もアップし、海外の文化も学べるシステムとも言えます。実際に現地の若い人たちや他の国から来た人たちもシェアハウスを利用しています。
シェアハウスに住むメリットやデメリットは?
シェアハウスの<メリット>
- カナダ生活の情報が得られる
- (ネイティブと暮らせば)英語が学べる
- (ネイティブと暮らせば)文化が学べる
シェアハウスは知らない人たちと同じ空間に住むので、一気に距離が縮まります。気が合えばすぐに友達にもなれます。カナダ生活での情報を得られたり、趣味やフリーな時間を共にしたりと海外の生活が味わえますよ。また英語を話す人たちと暮らせば家で英語が話せて英語力アップにもつながります。
シェアハウスの<デメリット>
- ルームメイトとのトラブル
- 一人の時間が作りにくい
シェアハウスのあるあるですが、ルームメイトとのトラブルは起こりがちです。赤の他人と一緒の家に暮らすわけなので、小さいことから大きいことまでトラブルが発生します。
例えば、夜中まで騒いでいてうるさいことがあったり、勝手に友達を宿泊させたり、部屋をきれいに使わなかったりと…。他の国の人たちと暮らすことで文化の違いも感じます。ですが、これこそワーホリの醍醐味だと思うので、「どうやって問題を解決するのか」「お互いが理解しあえるのか」を考えてみるのもワーホリの一つの経験になるかと思います。
カナダのシェアハウスの相場はいくら?
シェアハウスの相場は、その土地によって変わってきます。バンクーバーやトロントなどの大都市は田舎と比べると比較的相場が高くなります。
例えば、バンクーバーなどのダウンタウン内であれば、1人部屋は800~1000ドルが相場です。ルームシェアであれば500~600ドルです。ビクトリアの場合では1人部屋は700~800ドル、ルームシェアであれば、400~500ドルで見つかります。
ダウンタウンから少し離れるだけでも、家賃相場は変わってきます。ですが、あまりにも格安なところは治安が良くない可能性や、家具付きではないなど何かしらの要点があるので注意が必要です。シェアハウスを決めてしまう前にしっかり見学に行きましょう。
カナダでのシェアハウスの探し方



シェアハウスの<サイト>で探す
カナダのシェアハウスを探すときには、現地の人たちも使っているCraigslistがおすすめです。英語を話すカナダ人やほかの国の人とシェアハウスができます。Claigslistの場合はほとんどが現地の人向けなので、ある程度の英会話力が必要です。
日本人向けのサイトであれば、jpcanadaやe-Mapleがおすすめです。日本語でシェアハウスの情報が紹介されていて、英語が苦手な人でも部屋を探しやすくなっています。日本人同士のシェアハウスなどもこのサイトから探せますよ。
<友達や知人伝い>でシェアハウスを探す
友達や知人づたいでシェアハウスを探す手もあります。友達同士で集まってシェアハウスをする場合もありますし、引っ越した次に入居する人を探しているという場合があります。実際にシェアハウスに住んでいる内情が聞けるのはメリットの一つです。
友達づたいの場合のデメリットは、オーナーが⁻知り合いの知り合いということで、余計に気を遣わないといけないということもあります。自分にあったシェアハウス探しのアイディアのひとつとして知っておきましょう。
シェアハウスの種類
シェアハウスには、大体2種類あります。
プライベートルーム
キッチンやお風呂、洗濯機などは共有して家の中の一部屋を借りる方法です。一人の時間が欲しい人には断然プライベートルームがおすすめですが、ワーキングホリデーの人にとっては家賃が高いというデメリットもあります。
シェアルーム/ルームシェア
プライベートルームと同じく共有部分があり、かつ一つの部屋をカーテンなどで仕切って(仕切らない場合もあります)利用する方法です。家賃がプライベートルームの半分ほどで借りられるので、友達やカップルでシェアハウスを探している場合はルームシェアを利用するのもおすすめです。
シェアハウスを探しの確認項目



家賃・デポジット
家賃はシェアハウス探しの一番の目安になると思います。カナダは基本的に月払いで家賃を払います。その中に「光熱費が含まれているのか」、または「別払い」なのかを確認しておきましょう。Wifiなどの別料金で取られる場合もあるので事前にトータルでいくらかかるのか聞く必要があります。
また、カナダでシェアハウスをする場合には、デポジットを取られる場合があります。デポジットとは前払いの保証金のことで、規約を守らなかったり部屋を汚したりした場合は返金されませんが、基本的には退去日に全額返ってきます。だいたいは、家賃の1か月分だったり、半月分だったりとオーナーによって違いますので確認しておきましょう。
立地・交通の利便性
立地も家賃と同じくらい重要になりますよね。ワーキングホリデーであれば、仕事先との交通の利便性を確認しておくことが大切です。「バスが通っているのか」または「歩いていける距離にダウンタウンがあるのか」など実際に確認してください。
最低滞在期間
シェアハウスには最低滞在期間が設定されている場合があります。これは、「〇ヶ月以上は住まないといけない」規約です。嫌なシェアハウスでも最低6ヶ月すまないといけないなどと設定されていると辛いですよね。入居してから判明しては遅いので、先にそのような規約がないか調べておきましょう。
部屋の種類
部屋の種類も大切です。どのくらい広いのか、どのような家具があるのか。ワーキングホリデーであれば家具付きの部屋を選びましょう。ベッドや布団などを一から買うのはコストがかかりすぎますし、次への移動も大変になります。
共有スペース
お風呂やキッチンの共有スペースも確認しておきましょう。清潔感はどうなのか見ておくといいですよ。また、共有スペースを使うときにどんなルールがあるのかも知っておきましょう。
カナダは寒いので洗濯物を外に干す習慣がありません。洗濯機は一週間に1回しか使えないことや、使うのに料金がかかる場合もあります。
また、「シャワーも〇〇分まで」、「〇時~〇時の間のみ」など細かいルールが決まっている可能性がありますので、共有スペースを紹介してもらった際に何かルールはないか確認しておきましょう。
オーナー・ルームメートの雰囲気
個人的に大切にしてほしいのがオーナーやルームメイトの雰囲気です。初めて会う人がどんな人かを全部を知るのは厳しいですが、一つの家で一緒に暮らすのでルームメイトは結構重要です。
ルームメイトが良い人たちであれば部屋に少しの難があっても過ごせますが、どんなに部屋が最高でもルームメイトが自己中だったり、オーナーの配慮がない場合はシェアハウス生活は正直きついです。シェアハウスを見学する際に、「この人たちとならうまくやっているか」と注目してみましょう。
実際にシェアハウスを探す流れ



目ぼしい部屋をリストアップする
ネットで、自分に合った予算や立地のシェアハウスをいくつか挙げておきましょう。1つだけでは連絡が返ってこなかったり、見学しに行ったら良くなかったということもあります。
初めてシェアハウスをする場合には特にどんな部屋があるのか自分の目で見比べた方がいいので、少なくとも2、3個は見つけておきましょう。
連絡先に連絡して見学日程を決める
リストアップアップしたシェアハウスに連絡を取りましょう。シェアハウス探しのサイトであれば、連絡先が載っています。電話が不安な人はメールやSNSを送れば大丈夫です。
メール文例
Hi 〇〇,My name is ▼▼.I’m a 27years old girl from Japan. I’m here for working holiday and looking for a room to stay for 6 months. I saw your advertisement on craigslist and I’m interested in your room. Is it possible to go to a viewing your room?
〇〇さん、私は▼▼です。日本からワーキングホリデーで来ている27歳の女性です。6ヶ月ほど滞在する部屋を探しています。クライグスリストで見た部屋に興味があるんですが、部屋を見学をすることはできますか?
サイトを見て連絡をする際には、自分の自己紹介を簡単にして、部屋に興味があることと見学をしたい旨を伝えましょう。返事が返ってきたら、お互いがいつが都合がいいのか話し合い見学する日程を決めましょう。
私の経験上ですが、日本人であることを伝えておくのは有利だと思います。「日本人は部屋をきれいに使ってくれる」というプラスのイメージが働くからです。カナダは人種差別がある国ではありませんが、やはり国によっての人のイメージはあるようです。
部屋の見学をする
シェアハウスを探す際には必ず部屋の見学しましょう。
<見学するときの注意点>
- 共有スペースの清潔さ
- 洗濯機があるかどうか
- 部屋の広さ、家具
- ルームメート・オーナー
- 家のルール
- バス停の近さ
- Wifiがつながるか
- 光熱費等はどうか
引っ越しする日程を決める
もし「この家がいい!」と決まったらオーナーに素直に伝えましょう。他に候補者がいない場合はすんなり決まりますし、他にも見学予定の人がいる場合には、その人たちが見学が終わってから~という場合もあります。
見学をしてやっぱりこの家は嫌だなと思う場合には、「今日はありがとう。また連絡するね!」と一言伝えて家を去れば大丈夫です。断りにくかったら、「他の見学があるから~」とか、「他の家に決まりました」と理由をつけて断りましょう。
引っ越す・お金を支払う
双方の契約が決まったら、先にデポジットを払う場合があります。デポジットを払う場合には必ず領収書をもらってください。または、口座振り込みをして、いくら払ったかという履歴を取っておきましょう。退去する際にトラブルになりかねないので、注意が必要です。
部屋に移動する日程や時間を決めて引っ越します。オーナーと密に連絡を取ったうえで引っ越す日を決めましょう。言われるままではなくて自分で提案してみることも大切ですよ。
シェアハウス探しで知っておきたい用語
引っ越し
moving
内見をする
go for a private view
go to a viewing
家具付きの部屋
furnished room
家賃
rent
家賃を振り込む
transfer the rent
家賃を現金で払う
pay the rent by cash
光熱費
Utility bills
デポジット(保証金)
deposit
まとめ
要点を押さえてシェアハウス探しをしましょう。何事も経験なので、数をこなして探してみることで部屋の違いや良し悪しを知れますよ。
素敵なシェアハウスでカナダで最高の時間が過ごせますように。
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